埼玉県春日部市の鍼灸院 はり・きゅう はりも

〒344-0058 埼玉県春日部市栄町1-279
Tel:048-763-5323
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12月の休診日のご案内

12月の休診日のご案内

12月の休診日は下記5日間となります。

4日(金)、5日(土)、14日(月)、23日(水)、31日(木)

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

当院の感染対策と患者さんへのお願い

当院の感染対策と患者さんへのお願い

 まだまだ全国的な感染状況は落ち着きませんが、これから冬を迎え、
乾燥やインフルエンザの流行期に入ります。

春から続く長丁場でコロナだけに限らず、心身ともに疲労が見えます。

現在(2020.11.5)時点での当院の感染対策と患者さんへのお願いをまとめました、
今一度ご確認をお願いいたします。

当院の現在の感染予防設備と対策

消毒
・タッチレス手指消毒器
・ペーパータオルホルダーの設置
・ベッド・フェイス枕の消毒(アルコール)
・センサー式ソープディスペンサー設置
・荷物かごの消毒

飛沫防止
・飛沫防止アクリル板
・マスク

換気
・換気扇の新規交換
・加湿空気清浄機
・空気清浄機能付エアコン
・サーキュレーター(外に向けて)
・玄関・窓の開口

廃棄物処理
・蓋つきゴミ箱の複数個所設置

清掃
・玄関、手すり、ドアノブ、蛇口、トイレレバーなどの共用部の清掃
・タオルの交換
・フィルター交換

施術者
・マスク着用
・手指消毒
・体温測定
・パルスオキシオメーターによる計測
・施術中の発話制限
・体調管理

その他
  ・1日の患者数を5名までに制限
  ・院内で他の患者さんと待ちあうことはありません

患者さんへのお願い


・マスク持参をおねがいします。
・体温測定
・パルスオキシオメーターによる計測(当院にて)
・体調チェック
・十分な睡眠
・トイレ使用時は蓋を閉め、お流しください。
・ご来院はご予約時間にお願いいたします。
 (患者さんの施術前後に清掃・消毒をしております)

以下の症状があるときは遠慮なくご予約を中止・変更してください

・発熱
・のどの痛み
・咳
・息苦しさ
・普段とは違う倦怠感
・味を感じない
・においを感じない

はり・きゅう はりものオンライン相談の注意点

・当院は「鍼灸院」です。

「はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師」の資格の範囲内でのご相談になります。

・ご相談内容によっては、相談の中止、病院への受診をすすめることがあります。

・オンライン相談時はお話が聞き取りやすいよう、周囲が静かな環境でお願いします。

・通信障害、災害などの突発的事象により、オンライン相談が中断した際は、
 メールまたは電話にて 延期などの対応をご案内いたします。

・キャンセルは2日前までにおねがいいたします。(メール・電話にて)
 前日、当日のキャンセルは全額キャンセル料がかかります。

・安定したインターネット接続環境(wifi)や、
 ZOOM、ウィルスソフト、OSの最新版へのアップデートをお願いします。

オンライン相談をはじめます

初回オンライン相談の申し込み手順

①お問い合わせ・仮予約申し込み


当院ホームページ「お問い合わせ」から
「オンライン相談希望」とご記入いただき、
ご希望日時(複数候補)、ご相談内容を送信してください。


「はり・きゅう はりものオンライン相談の注意点」
お読みください。

お申込みいただいた方は、内容に同意されたものといたします。

②ZOOMアプリのダウンロード

事前にZOOMアプリのダウンロード・設定をお願いいたします。

PC
Android
iOS


③予約日時のご案内 

オンライン相談の予約日時をメールにてご案内します。 

メール記載のURLは相談日に使用します。 
大切に保管してください。

④オンライン相談料金のお支払い


 ご相談の前日までにオンライン決済にてお支払いください。
お支払いはこちらから

 費用:2000円(30分)

⑤オンライン相談の実施


受信済みのURLをクリックしていただくと、
ZOOMアプリが起動し、オンライン相談がはじまります。

・キャンセルは2日前までにおねがいいたします。(メール・電話にて)
 前日、当日のキャンセルは全額キャンセル料がかかります。

オンライン相談の注意点(必ずご確認ください) 

オンライン相談をはじめます

<オンライン相談をはじめます>



本年4月から行っておりました「ZOOMによるオンライン相談」は
当院に来院歴のある患者さんに限られたものでした。

このたび、すべての方を対象に「はり・きゅう はりも オンライン相談」をはじめます。

【目的】


・患者さんの問題解決のサポート

・鍼灸院受診のハードルを下げる一方で、不要な受診を減らす

・患者さん自身が好循環を作り出す「セルフケア」の提案

・適切な医療につなげる

・感染予防対策

【背景】


鍼灸院を受診したことがない方には、初診のハードルは高いことがあります。

ホームページだけでは、患者さん個別の疑問に応える内容が
書かれているとは限りません。

患者さんの知りたいことは様々です。

受診前にお電話でお問い合わせをいただくのですが、他の患者さんを
施術中にはご不便をおかけすることがあります。

また初診時においては、鍼灸施術の時間よりも、ご相談に必要な時間が
多くなることもあります。

そして、ご相談内容によっては鍼灸は必要なく、
病院を優先的に受診するよう勧めるケースもございます。

このような背景があり、患者さんのご相談に、時間を確保し、
より適切に対応したいと思うことが増えてきました。

一方でコロナ禍もあり、オンラインによるコミュニケーションが
生活に浸透し始めています。

患者さんの需要と、コロナによる社会的要請から
「はり・きゅう はりも オンライン相談」を始めることにいたしました。

オンラインに馴染みがない方も多いかもしれません。

もちろんオンラインでできることには限りがあります。

実際にご来院いただき、直接お話をうかがい、身体の動きや、
硬さなどを確認するほうが「情報量」も圧倒的に多くなります。

お電話やメールなどとともに、「手段」のひとつとしてご利用ください。

【方法】


・ZOOMによるオンライン相談(予約制)

【申し込み手順】


初回オンライン相談の申し込み手順 (別ページ)


オンライン相談の注意点(必ずお読みください)

【費用】

30分:2000円


【支払方法】

オンライン決済

【オンライン相談において当院が大事にしていること】

①鍼灸優先ではなく、患者さんに必要な医療につなげること

②鍼灸マッサージなどの適応と限界を知ること

③「触診」ができないなど、現時点のオンラインの限界を知ること

④来院による施術とオンライン相談の活用により、 
 良質なコミュニケーションを行い、患者さんのサポートにつなげること。

⑤セルフケアを推奨し、情報提供すること。

【何を相談すればいいの?】

「鍼灸師に何を相談すればいいんだろう?」
「私の症状に鍼灸は合うのだろうか?」
「セルフケアは何をすればいいのだろう?」

当院では開業から10年、様々なご相談をお受けしてきました。

多くの患者さんがご自身の症状や経過をお話しされます。

初診の患者さんには「なんでも聞いてくださいね」と促していますが、
全ての患者さんが最初から語ってくれるわけではありません。

口数の少ない方、どのように表現していいかもどかしさを感じる方など様々です。

施術が終わりそうなときに、「実は、、、」と語り始める方もいるのです。
数回受診されてからというのもあります。

それぞれのタイミングがあります。

こちらは患者さんを視ていますが、患者さんも語るに足る施術者か
どうかを見定めていたり、安心して話せる相手かどうかを見ているのかもしれません。

オンラインでは、ご自宅など普段の環境から
相談しやすい利点があるかもしれません。

【セルフケア】


コロナ禍で「セルフケア」が注目されていますが、
普段からご自身の心身を健やかに保つには、「セルフケア」が欠かせません。

セルフケアに必要なこと

①ご自身の状態の把握(病態把握)

②患者さんの状態に合ったセルフケアの提案 
 そのセルフケアが患者さんの価値観・生活スタイルから実行可能かどうか。
 (例)火が怖い、住環境、ペット、喘息などによりお灸ができない

③セルフケアが継続できるよう情報提供などのサポート

以上を行うためには患者さんの状態・生活のことなどを知る必要があります。

院内では、話して、視て、聴いて、触って、動かして、施術して、
変化を確認します。その結果、方向性とセルフケアの中身が決まります。

院内で行っていることをオンラインで行いますが、
オンラインで難しいケースは来院を勧める場合があります。

【患者さんを支える要素】


鍼灸の施術効果は全体の効果の中の一部です。
患者さんを支える要素はいくつもあります。

問診、身体診察、院内の環境、施術者、治療的対話、
患者-施術者との関係性も全体の施術効果に影響します。

セルフケアも然りです。

今回のオンラインでの試みが、患者さんを支える
手段となればと考えています。

キャッシュレス決済が可能になります

キャッシュレス決済が可能になります

11月4日からキャッシュレス決済が可能になります。



クレジットカード
Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover

交通系電子マネー
Suica、PASMOなど

その他
iD、QUICPay、Apple Pay

施術料金改定のご案内

施術料金改定のご案内

2020年11月1日より施術料金を下記の通り改訂いたします。

【施術料金】 改定前 4.500円 → 改定後 5.000円

【初診料】  改定前 1.500円 → 改定後 1.000円

触れるだけでピリピリ広がる膝の内側の痛み(伏在神経絞扼障害)

触れるだけでピリピリ広がる膝の内側の痛み(伏在神経絞扼障害)

膝の痛みといえば、「変形性膝関節症」が有名ですが、それだけではありません。

頻度は高くありませんが、膝の内側にピリピリと特徴的な痛みをもたらす
「伏在神経絞扼障害」があります。

実際の症例と「伏在神経絞扼障害」について紹介いたします。

膝の内側が痛む「伏在神経絞扼障害」の鍼灸症例

*この症例は患者さん個人が特定されないよう変更を加えております。

患者
70代、女性

主訴
2か月前からの膝内側の痛み、大腿・下腿内側の痛み。

受診動機
時間がたてば治るだろうと思っていたが改善せず、
日課の散歩ができなくなったため受診。


現病歴
2か月前に思い当たるきっかけなく、
右ひざ内側が腫れるほど痛み、ピリピリする。

現在、腫れは引いたが膝の内側を中心に
大腿・下腿内側にピリピリした痛みがある。
時折、膝から下腿内側にかけて電気が走るようなこともあった。
しびれはない。

腰痛はなく、腰の動きで膝の痛みは悪化しない。
じっとすわっていたり、就寝時に横向きで休んで左右の膝を重ねると、
膝どうしが当たって痛む。

歩行時に痛みはあるが、動いていると楽になることがある。

入浴時に自分患部をもんでいるが、痛みは悪化する。
湿布もしている。
散歩などは普段通り行っていたが、ここ数日痛みが強くなり、
中断している。


既往歴
糖尿病・呼吸器疾患

所見
膝内側に疼痛部位が多いが、下腿内側にかけて広範囲に圧痛だけでなく、
軽く触れるだけでも鋭い痛み。 

また大腿内側や膝内側部の圧迫で下腿内側遠位部に放散する。
チネルサイン(+)

膝内側の静脈が多数透けて見え、むくみがある。 


鑑別

・変形性膝関節症:軽く膝に触れる程度で痛みはでにくい。

・腰椎椎間板ヘルニア:腰痛・しびれがなく、部位も坐骨神経領域と一致しない。
           腰の動きで膝の痛みが悪化しない。
・仙腸関節障害:仙骨部の痛みがない。



施術方針

痛みの性状、部位、触診による所見から
「伏在神経絞扼障害」として施術。




施術とその経過

第1回

以前他疾患で来院の際に、鍼の刺激が苦手だったため、
初回は電気ていしんのみで対応。


伏在神経の走行上の圧痛や硬結を
電気ていしんでの微弱電流を加え、反応の消失をみていく。

遠位から反応の消失が見られる。
一部、ZAMSTホットパックなどで
熱刺激を加えると、あてるととれやすい。 
(喘息の既往のため、お灸は使わない)

下腿部より、膝内側部の反応は取れにくい。

施術終了時は、来院時のような足を引きづるような動きは少ない。


第2回(5日目)

施術日の翌日から痛みがまだ残る。
下肢内側に電気が走るようなことはないが、膝関節内側に痛みはある。

所見
大腿内側の押圧で膝内側に放散痛 皮膚は触れるだけで痛む。
陰陵泉付近が最大圧痛。(伏在神経内側下腿皮枝)
初診時にあった下腿内側遠位1/2には圧痛がない。

方針
症状軽減が見られるも、十分ではないため 伏在神経絞扼部位に刺鍼を行う。

施術
伏在神経に沿って、seirin JSP 1寸3分 置鍼20分。 
脛骨内果から伏在神経に沿って、電気ていしん30分。
大腿内側の押圧による放散痛は消失 陰陵泉の圧痛は残る。
陰陵泉付近に置鍼 寸6-4 10分  
施術後痛みがかなり軽減される。

当院を出てからの歩行が初回よりもスムーズに思える。


*電気ていしんで浮腫が軽減されると、絞扼部位を触診でしぼりこみやすい。


第3回(9日目)

前回施術後、治ったかのように調子がよかったが長距離の散歩で少し症状が戻る。

所見
前回より圧痛部位は少ない。

施術
内転筋管付近、陰陵泉付近の内側下腿皮枝の絞扼部位を中心に置鍼。
抜針後、絞扼部位に電気ていしん。
さらに残存する硬結部位に置鍼。

施術後は痛みをほぼ感じない。

就寝時に大腿まである靴下を履いていることが判明。
絞扼を防ぐため、当面は下腿下半分くらいまでにとどめていただく。

1週間様子をみていただき、症状消失により終了。

初診時は圧痛部位や放散痛を誘発する部位が多かったが、
施術ごとに、部位の減少が見られた。

参考文献にある絞扼好発部位、触診による神経の走行上の部位を
中心に施術をしたのが改善につながったと感じている。


「伏在神経絞扼障害」について

伏在神経

腰からはじまる「大腿神経」は鼠経部を通過し、「伏在神経」に枝分かれします。
その後、大腿内側にある「内転筋管」という「管」を通ります。

その「管」を取り囲む筋肉(縫工筋、内側広筋、長内転筋、大内転筋)が伏在神経を
圧迫し、「伏在神経の痛み」を誘発します。

以下に、「伏在神経絞扼障害」の特徴と、「変形性膝関節症」との共通点と
違いをご案内いたします。

「伏在神経絞扼障害」の特徴

・膝の内側がピリピリ、チクチクした痛み
・膝だけでなく、太ももの内側、脛の内側から内くるぶし付近まで
 痛みが広がることがある。
・痛みに波があり、症状がないときもある。
・触れたり、軽く押圧するだけでも痛い部位がある

「変形性膝関節症」と「伏在神経絞扼障害」に共通する症状

・膝の内側の痛み
・階段は上るより、降りる方が痛い
・立ち上がりなどの動作開始時痛がある
・正座など膝を曲げるのがつらい

病歴・所見での両者の違い

「痛みの性状」が異なる
 「変形性膝関節症」は「関節」の痛み。
 「伏在神経絞扼障害」は「神経」の痛み


・「痛みの範囲」が異なる
  伏在神経の走行に沿って痛む

 
・「軽く触れるだけでも痛む」
 「伏在神経」が皮神経のため

・神経を圧迫する「絞扼部位」がある
 


参考文献

・「下肢のentrapment neuropathy(絞扼性神経障害)の針刺治療(Ⅱ)」
  小川義裕  全日本鍼灸学会雑誌 40巻2号末梢神経絞扼障害

・「しびれと痛み 末梢神経絞扼障害」 広谷速人 金原出版