鍼灸での肩峰下インピンジメント症候群に対する研究
鍼灸での肩峰下インピンジメント症候群に対する
スウェーデンの研究を紹介いたします。
肩峰下インピンジメント症候群は、腕をあげるときに、
肩の高さより上にくると痛みや、ひっかかり感、こわばり、
夜間痛みなどがおこるものです。
若い方で、スポーツなどで使いすぎる方に多いですね。
棘上筋という、腕を上げる筋肉が最も損傷されることが多く、
鍼施術の対象となります。
この肩峰下インピンジメント症候群についての原著論文は
こちらにのせておきます。
肩峰下インピンジメントに対するコルチコステロイド注射と
鍼治療の比較:ランダム化比較試験
肩峰下インピンジメント症候群に対して、コルチコステロイド注射群と
理学療法に鍼治療を加えた群とで、肩の痛み、機能、生活の質など
において 比較検討しています。
6週間後、3ヶ月後、半年後、1年後と長期にわたって
117人の患者さんを対象にしています。
結論は、どちらも効果はありますが、どちらがより優れた治療法とは
この研究ではいえないということです。
医療費や薬の副作用、鍼を受けたときの感覚の好き嫌いや運動の負担など
総合的に判断できるといいのかもしれません。
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