施術頻度について
鍼灸院を訪れる患者さんの訴えは様々です。それによって必要な施術頻度は自ずと異なってきます。
患者さんの症状がどの程度なのか、初診時の施術でどの程度軽減されているのか、
また良い状態がどれくらい持続しているかなどを把握し、施術の度に患者さんと確認しながら頻度を決めています。
例えば、「痛み」が主な訴えの患者さんの場合
・痛みが半分になるまでは、1週間以内に受診いただくことをお勧めしています。
・痛みが半分以下であれば、10日から2週間程度様子をみます。
・痛みが残り1.2割であれば一旦終了、予防的な段階としています。
あくまで「痛み」の程度に対してのひとつの目安です。当院の見通しをお伝えしながら、患者さんのご希望や事情とすり合わせをしていきます。生活上で注意していただくことや、自己ケアの方法、仕事場などでの症状部位への負担などを考慮しながら、良い状態を維持できるように考えています。
「痛み」以外にも、ゴルフのスイングなどの「動きの質」や、散歩しているときの「姿勢」、職業柄負担はさけられないが患者さん自身がコントロールできる「状態の維持」など患者さんの目的に沿って、施術内容・頻度が決まっていきます。