頭痛の赤旗徴候:危険な兆候を未然に知る
以前に下記の記事では
腰痛の赤旗徴候(Red Flag)、いわゆる見逃してはいけない危険な兆候について書きました。
今回、出版社である医学書院が発行する週刊医学界新聞(第3062号 2014/2/3)では「頭痛」のRed Flagについて紹介されています。
頭痛は日常的に頻度の高い症状ですが、鍼灸院でも出会うことが少なくありません。
しかしながら、お見えになる患者さんの中には生命にかかわる危険な頭痛を持たれている可能性もあります。
記事の中にもありますが、たとえ患者さんが歩いて来院されたからといっても頭痛の内容によっては、すぐに病院・専門医に紹介する必要があります。歩いてお見えになったから大丈夫だろうという判断はできないということです。
記事の中では問診によって危険な頭痛かどうか、
特に「突然発症の頭痛」「今までにない頭痛」「増悪する頭痛」を聴くことが重要だとあります。
鍼灸院も同様に、危険な頭痛の有無を確認することが最優先事項となり、そのために記事にあるようなRed Flagの知識は欠かせません。幸いにもその確認方法は問診で可能なものがあげられています。
鍼灸で症状を改善することだけでなく、危険な兆候に敏感になり鍼灸以外の最適な選択ができることも鍼灸師の重要な役割だと考えています。