埼玉県春日部市の鍼灸院 はり・きゅう はりも

〒344-0058 埼玉県春日部市栄町1-279
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ストレス

「ストレスのセルフケア」:NHK「キラーストレス」から

 

「ストレスのセルフケア」:NHK「キラーストレス」から

はりもにあるストレス関連本

 

先日NHKで放送された
「キラーストレス ストレスから脳を守れ 最新科学で迫る対処法」
を拝見しました。

ストレス対策として「コーピング」と
「マインドフルネス」の入門編が紹介されていました。

両方とも、ストレスマネジメントのセルフケアの方法です。

自分でできる点がいいですよね。


「マインドフルネス」というセルフケア

番組では、「コーピング」を実際に取り入れている宇宙飛行士の方
の例や、「マインドフルネス」を出演者全員で実践していました。

「マインドフルネス」については下記3点が印象に残りました。

  • 宗教性を除外している
  • 実際に脳の偏桃体に好影響がある
  • 科学的に効果が認められている


その内容や、方法、注意点は番組のホームページで詳しく紹介されて

いますので、関心のあるかたはぜひご覧ください。

 

身体と心-「心身相関」


鍼灸治療院には、腰痛や、膝痛などいわゆる関節や筋肉に
問題がある「整形外科疾患」の方が主にお見えになります。

そのような疾患でも慢性化すると日常生活に様々な
影響があり、身体だけでなく、心の面にも支障をきたします。

たとえば、腰椎椎間板ヘルニアの患者さんは、初期の痛みがあまりに
強すぎたため、その記憶が残り、再発の不安をしばらくの
期間抱えていることが多いです。

一方で、身体を動かす生活を送っていなくても、精神的な
緊張・不安は筋肉の緊張につながります。

たびかさなるストレスで、無意識に顎に力が入り、顎関節症
になる方。頸、肩に緊張が強くなり緊張性頭痛になる方などがおられます。

「身体から心に」、「心から身体に」とまさに
「心身相関」だと思われます。

当院は鍼灸治療院ですので、「鍼灸」「マッサージ」などの手段で
緊張を緩め、日常生活の注意点やストレッチなどでその緊張が
長く続かないようにアプローチしています。

同時に、精神的な緊張をもっと緩和する具体的な方法は
ないだろうかと考えています。

 

「書き出す」「筋肉の緊張をゆるめる」のは価値ある方法

今回番組で紹介されていた
コーピング」「マインドフルネス」は
一般の方が自分でできる「入門編」を紹介しており、
自分のストレスマネジメントに活用できる有効な
手段のひとつだと思います。

私自身「コーピング」を数年前に「認知行動療法入門」
(伊藤絵美 著)で知り、
自身のストレス解消法をノートに書き出し、
見返し、その都度うまく活用しています。

番組でもありましたが、解消法の「数」をたくさん書きだすのは
本当に重要だと実感しました。

数が少ないと、その解消法に慣れてしまったり、あまり同じような種類
の解消法だと効果が最初ほど見込めない感じがしました。

思いついたらなるべく書き足したり、ちょっと種類の違う
解消法を検討したりしています。

あまりに多くのストレスが環境変化などで押し寄せたときに、
2-3行の日記などを就寝前に書くことで、冷静にご自身の
状況を把握できた患者さんがおられます。

さらに、それをかかりつけ医に診てもらうことで、
患者さんも医師もお互いに状態を把握できて
よかったと喜んでおられました。

お薬手帳のメモ欄を活用されたりもしています。

 

番組に出演され「マインドフルネス」を紹介していた
医師・熊野宏昭氏の著書「ストレスに負けない生活」があります。

ストレスから、ストレスがたまりやすい人の生活習慣、
ストレスの管理方法などが細かく書かれています。

筋肉の緊張をゆるめ、脳の状態を変化させることや、
うまく力を抜く方法、また継続的に行う重要性など
具体的に役に立つ内容です。

「ストレスを減らしてくださいね」だけでは、あまり具体的な
アドバイスとはいえませんし、実践不可能なことも多いでしょう。

しかしながら「ストレス」を知り、「ストレス」に対する
具体的な方法が自分でできるものであるのは
検討・トライしてみる
価値は十二分にあると思います。

 

 

うつ病と鍼灸-睡眠の大切さ

勉強会

 


うつ病と鍼灸-睡眠の大切さ

 

うつ病と鍼灸、2か月に1度参加している勉強会での今回のテーマでした。

発表者が実際の症例を提示し、参加者全員で「うつ病」だけでなく
「薬」や「副作用」の問題、また鍼灸師にできることを意見交換いたしました。

 

今回の症例は、単に鍼をして症状が改善した内容ではなく、
患者さんが抱えている疑問や不安、ご家族や医療者との関係、
多剤処方や副作用の問題などを考える貴重な機会となりました。

 

「薬」の問題点が目立って報道されたりする一方で、
「薬」で良くなられた方の報道はあまり目立たなかったり、
少なかったりする印象があります。

 

「薬=怖い・悪」のイメージを持つ患者さんは鍼灸院には
多いと思うのですが、私がわけを聞いてみると
「なんとなく」だったりすることもあります。

 

これまでも私が患者さんに、いろいろお話を聴いたうえで
心療内科の受診を促し、数回の服薬で楽になった方もおられました。

「薬」のメリット・デメリットが報道などで並列に扱われて、
冷静かつより良い選択を患者さんができる環境が整えばと思っています。

 

睡眠


睡眠の重要性(2015.11.18加筆分)

以上の勉強会の内容を書いてから、1年以上経過しますが、
「うつ」傾向の患者さんは時折お見えになります。



当院では、患者さんのお話をよく聴いたり、頭痛や肩こりなど、
「うつ」傾向の患者さんが訴える症状を鍼灸や、手技で対応しています。

 

特に生活習慣については、「睡眠」と「食事」については細かく
確認していますが、「睡眠」がいかに大切かをあらためて
気づかされた経験がありました。

 

初診時から疲れ切った表情の患者さんは、お仕事でのストレスなどのせいか、
平日は夜遅くまで起きており、休日に寝だめをされて、
夕方に起床するといった習慣が長く続いていました。

お一人暮らしでしたので、食事の内容は偏りがありましたが、
食欲はあり、三食召し上がっていました。

 

時折り早朝覚醒や、入眠障害などがあったため
「睡眠」に問題があると考えました。

 

まずは、平日なるべく早く床につき、休日もなるべく平日と同じ時間に
起きていただくようアドバイスいたしました。

職場環境は簡単に変えられないですが、まずはご自身でできることを。
ご自分の力でコントロールしにくい要素にこだわりすぎず、
逆に少しの努力でコントロールでき、効果が期待できそうな
生活習慣には積極的に取り組んでもらうように促しました。

 

ご自分でも気づいておられたのか、2か月もすると、
随分心身共に楽になられました。

 

食事の内容にも自炊をするなどして積極的に取り組む意欲が
わいてこられました。残業などで、たまに睡眠のリズムが
変わることもありましたが、「良質な睡眠」がいかにご自身に
必要かを気づかれたので、その後はご自身で調整できるようになりました。

 

先日、書籍「うつの8割に薬は無意味」 (井原裕 著)を読み、
「良質な睡眠」と「断酒」がいかに大切かを再確認いたしました。

 

「うつ」にもさまざまな程度があるとおもいますが、前述の患者さんの
経験から「睡眠」「食事」「飲酒などの生活習慣の確認、
アドバイスをより適切に行うのが鍼灸師の重要な役割のひとつだと考えました。

 


 「うつの8割に薬は無意味」