「フレンドリー鍼灸院マップ」の登録について

当院は「鍼灸にかかわるヒトをつなぐフレンドリー鍼灸院マップ」に、
4月9日より登録いたしました。

対象は「鍼灸師」「鍼灸学生」「鍼灸に関わる方(業者さんなど)」に
なりますが、登録に至った経緯を少し説明いたします。

「ハリトヒト。」について

「ハリトヒト。」というサイトがあります。
様々な場所で活躍される鍼灸師へのインタビューや、
鍼灸師による選書などに取り組まれています。

数年前にtwitterで見つけ、拝読し、刺激を受けています。
最近ではお灸の研究者の記事が興味深かったですね。
多様な鍼灸師へのインタビューは鍼灸師だけでなく、
一般の方にとっても読み応えがあり、鍼灸師に対するイメージも
変わるかもしれません。

「フレンドリー鍼灸院マップ」について

今回、その「ハリトヒト。」による
「鍼灸にかかわるヒトをつなぐフレンドリー鍼灸院マップ」という
企画がはじまりました。
詳しくはこちらを読んでいただいた方がいいでしょう。
当院にお越しの際も、よくお読みくださいますようお願いいたします。

登録した経緯と鍼灸学生の方へ

私は18年前に社会人として他の業種から鍼灸学校に入学し、
卒業、就職活動をし、開業11年目になります。

思い返すと、現在に比べて「鍼灸師」に関わる情報量やアクセスが乏しかった気がします。(まだスマホが一般的ではない時代です)

鍼灸学校以外で、どこにどんな鍼灸師がいるかわからず、
当時の就職活動や業界団体の集まりなどではあまりいい思い出がありません。
(個人の経験です)

特に求人情報は「条件・待遇」などの「データ」に留まることもあり、
院長の人柄・考えなど、まさに「ヒト」がわからないことでのミスマッチも
あったかとおもいます。

現在はSNSや、今回の「ハリトヒト。」で紹介される多様な鍼灸師の背景、
想い、苦労、志、哲学などに触れることができることは
本当に素晴らしいと思います

鍼灸院が「当院は鍼灸学生に対してフレンドリーな鍼灸院ですよ」とスタンスを明確にすることで、鍼灸師と実際に出会うハードルがひとつ下がる、これは想像以上に大きいことと感じます。

当院は特定の流派や業界団体などの所属もなく、埼玉県の一鍼灸院です。
学生の方に何を還元できるかもわかりませんが、
相互に良い出会いとなればと思い、登録をすることにいたしました。

鍼灸師の方へ-同業者が来院した経験から

当院が開業してまもないころ、新規患者さんとしてお見えになった方が、
施術を終え、お会計の際に「実は鍼灸師なんです」と伝えられたことがあります。

「勉強のため、いろんな鍼灸院に電話をして、電話対応の良かったところに
予約をいれています」とのことでした。

丁寧に病歴を聴き、施術をし、今後の生活上での注意点や、施術計画などを
検討していた私としては、理由はわかりませんが、なんとなくモヤモヤした
感情が残リました。

様々なお考えはあると思いますが、「患者さん」としてではなく、
「鍼灸師」として来院される際はご予約の際に、教えていただけるほうが
当院としてはありがたいです。

最後に、このたびの「フレンドリー鍼灸院マップ」の取り組みで、
より良い出会いと業界の化学反応が起きることを一鍼灸師として切に望みます。

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