指の関節の痛みに対するお灸
当院では指の症状でお見えになる方が意外に多くいらっしゃいます。
病院を受診された後にお見えになることが多いのですが、明確な「痛み」以外にも、
「はばったい」「動かしづらい」といった表現で訴えられることがあります。
指の関節の痛みで有名な「リウマチ」よりも、職業による使い過ぎや、ガングリオンなどのできものなどによるものが多いように思えます。
当院ではお灸や、手による施術、重症の場合は鍼でアプローチしています。
病院では「手を使わないようにしてください」とアドバイスをされることが多いと患者さんからは耳にします。
しかしながら、なかなか日常生活で手を使わずに過ごすことは難しいようで、患者さんも苦慮されています。
もちろん、関節部に熱を持っていたり、あまりにも頻回な使用で負担がかかるときは
可能な限りの安静やアイシングのアドバイスを致します。
そこで当院では、手は最低限使いながらも、施術と安静・アイシングなどの生活上の工夫をしていただくとともに、ご自宅でのお灸をおすすめしています。
「指の関節の痛み」に関しては、他の症状のケースよりも特にご自宅でのお灸をおすすめしています。
お灸をする部位は、痛む関節の前後と両側面になります。下記の写真の赤点の部分となります。
お灸をする数は患者さんの症状の程度により決めています。
なかなかしつこい指の症状には、お灸を試してみる価値は十分にあると当院では考えています。