手指の関節の痛み-関節リウマチにはお灸を!!

手指の関節の痛み-関節リウマチにはお灸を!!

手指の関節の痛みといえば「関節リウマチ」が有名です。

最近では手の関節の変形が進行した患者さんを拝見する機会は少なくなりました。
昔より薬が良くなり、早期発見、早期治療がなされている
ことがひとつの要因だと思います。

 しかしながら、朝方や気温が下がった日には関節が痛く、
はばったい感じがする方はまだまだおられます。

関節リウマチの施術のメインはお灸です

鍼灸では体質を整える全身治療と関節の痛みをすぐにとる局所治療を併用します。
全身治療は、少しずつ根気よく行いますが、一方で局所の治療は即効性を目的としています。
鍼灸院での施術は全身と局所の両方を行います。患者さんのご都合で局所だけのお灸の場合もあります。

当院でのお灸は「直接灸」(肌に直接もぐさをのせて行うお灸)で行います。
糸状灸というごくごく小さいもぐさを使用して関節部にお灸をしていきます。
少しチリッとした熱さは一瞬ありますが、想像してたほど熱くなかったとおっしゃる方も大勢いらっしゃいます。

ご自宅でのお灸をお勧めします

それから、ご自宅でのお灸を強くお勧めしています。最初は、市販のせんねん灸が使い方も簡単で熱や刺激量もソフトなため、お勧めしていますが、痛みがせんねん灸でコントロールできない場合もあります。

やはり関節リウマチには、先ほどの「直接灸」がより効果的だと思います。「直接灸」は熱や刺激量もせんねん灸に比べると強く、手間もかかります。
特に、関節の痛みが強い方には「直接灸」でないと効果を実感しにくいことがあります。お灸をする部位が多い場合は、「直接灸」の方が
せんねん灸よりも経済的です。

たとえば指の関節に対しては、「指の関節の痛みに対するお灸」(画像参照)のような部位にお灸をします。
糸状灸の大きさであればひとつの部位に1壮から3壮(お灸は「壮」という単位で数えます)で十分です。

灸

「直接灸」の方法は気軽にお尋ねください

以前に関節の変形、肥厚が進んだ患者さんにお灸をし、またご自身でも自宅灸をしていただいたことがあります。
変形自体を改善することはできませんが、痛みに関しては随分よくなったと喜ばれていました。
その方には「直接灸」のやり方を、治療院で何度か学んでいただきました。

治療院でのお灸で効果を実感できた患者さんには「直接灸」のやり方をいつでもお教えします。一度お灸の方法を習得していただくと、関節リウマチ以外のことに対してもお灸で対応できるメリットもあります。

また、もぐさもお分けしますのでお気軽にご相談ください。「関節リウマチ」以外では、お仕事で手指を良く使う方、手芸、特に縫い物など長時間夢中になってしまい、気づいたら手指を酷使していた方がお見えになることが多いです。

これから寒くなる時期ですが、なかなか改善しない手指の症状に困られている方は、一度お灸をおすすめいたします。

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