往診についてよくあるご質問

往診についてよくあるご質問

往診についてよくあるご質問について、下記にまとめました。ご参考になさってください。 

Q:「往診」の対象となるのは?
A:「往診」の対象は、「保険治療」と「実費治療」において異なります。  

「保険治療」では、以下の方が対象となります。

  • 自力で来院することができないお身体の状態の方
  • 当院(埼玉県春日部市)から直線距離で16㎞以内の方
  • リハビリが必要だけど、介護保険だけでは対応できない方
  • 鍼灸の保険適応疾患に当てはまる方
  • (神経痛、五十肩、腰痛、頚腕症候群、頸椎捻挫後遺症、関節リウマチ)
  • パーキンソン病、脳梗塞の後遺症、身体に麻痺がある方、寝たきり状態の方など

そのほか、「医師の同意書」が必要であること。「併療」に当てはまらないことが「保険治療」適応の条件となります。

これらについては、他の項目でご案内いたします。
「実費治療」では、特に制限がありません。

  • 鍼灸適応疾患であれば、どのような状態でも往診いたします
  • 当院からの距離については、個別に相談させていただいております。
  • ケースとしては、「ぎっくり腰」などで動けない方などにご利用いただいています。

Q:医師の「同意書」とは何ですか?
A:鍼灸施術を保険適応で受診するには 医師の「同意書」が必要です。  

かかりつけの医師から、以下の5つの疾患に関して鍼灸施術を受けることを「医師が同意した」書類のことです。   

  1. 神経痛
  2. 五十肩
  3. 腰痛
  4. 頚腕症候群
  5. 頸椎捻挫後遺症
  6. 関節リウマチ

 書式は当院で用意しています。当院が作成した医師への「依頼書」とともに、かかりつけ医に患者さんからお渡しいただき、医師に記入していただきます。 記入後の「同意書」を当院にお持ちいただいた日から、保険適応の鍼灸施術の開始となります。耳慣れない言葉だと思いますので、当院にお気軽にお問い合わせください。      

Q:「同意書」は1回書いてもらえればいいのですか?
A:「同意書」記載日からか6月間有効です。 

6か月経過して、継続して治療が必要なときは再度「同意書」を書いていただくことになります。

Q:「併療」とは何ですか?
A:「併療」の場合、鍼灸施術において保険適応となりません。  

「併療」とは、同じ病名で保険医療機関(病院、接骨院など)の治療と、  鍼灸の保険治療を同時に受けることをいいます。これは健康保険の性質上認められていません(実費での施術は可能です)。 例えば、「腰痛症で、鍼灸で週1回保険治療、整形外科または接骨院で週1回のリハビリや、電気治療、注射、湿布などをお受けになっている。」場合などです。この場合では、健康保険の重複にあたり、保険施術をすることができません。 

Q:「施術時間」はどれくらいですか?
A:「保険適応」の場合、30-40分、「実費治療」の場合60分前後となります。  

時間はあくまで目安となります。必要だと思った時は患者さんの許可を得て、数十分延びることもあります。  一方でいわゆる「ぎっくり腰」、急性腰痛は施術時間を長くすると悪化することがあります。病態に応じて施術時間が前後しますが、費用は変わりません。  

Q:施術日時は指定できますか?
A:はい、施術日時は指定できます。 

前もってご予約いただくと、患者さんのご希望に沿えると思います。ぎっくり腰など、急性の病態の際は、まずはご連絡いただければ可能な限り早くうかがいます。 

 Q:「施術内容」はどういったものですか?
A:「施術内容」は患者さんの目的に応じて施術をいたします。

施術手段は「はり」「お灸」「手技」の三本柱です。「はり」「お灸」「手技」の三つを患者さんの状態に応じて使い分け、併用します。   患者さんが過去にどうしても、「はり」や「お灸」が合わなかったという場合や、あまりに抵抗がある場合は、他の手段で治療いたします。

「はり」も細い鍼から、長い鍼、中に刺すものもあれば肌に接触させるものまで様々です。場合によっては「はり」に電気を流す場合もあります。また、鍼が怖い方はごくごく弱い電気治療器を使うことがあります。  

「お灸」も同じです。様々な種類があります。詳しくは「お灸のススメ」をご覧ください。電気の温灸器は煙も出ず、やけどの心配もありません。往診向きのお灸機器です。 

「手技」とは、文字通り「手に」よる治療です。ストレッチ、あん摩、指圧、マッサージなどです。内容は患者さんの目的、状態に合わせて行います。

鍼灸施術は「痛み」「しびれ」を軽減するだけでなく、筋肉に鍼をすることで、可動域を広げる手助けをします。 筋肉や関節付近に鍼をすることで、身体の動きをスムーズにし、リハビリなどのトレーニングの手助けをいたします。 

その結果、患者さんの本来の目的である「旅行に行くこと」や「仲間との集まりに参加すること」、「台所仕事を自分でやること」などをサポートできればと考えています。 

患者さんの本来の目的をかなえられるように、患者さんご自身が日常生活で取り組める自主トレの提案や、歩行訓練生活上の工夫などもご案内しています。   

Q:介護保険サービスを受けていますが、 往診による鍼灸施術は可能ですか?
A:健康保険を使用しての往診となります。 

介護保険サービス枠とは関連がありませんので ご安心ください。

Q:支払方法は?
A:月末または翌月の月初に、ひと月分の治療費(自己負担分1割~3割)を一括で頂戴しております。

お支払いの際に、領収書を発行いたします。また保険申請の捺印をお願いしています。 

 Q:往診を希望しますが、自宅に駐車スペースがないのですが
A:車で往診することはありません。自転車・バイク1台分の スペースがあれば、そちらに停めさせていただきます。

Q:往診対応範囲はどれくらいですか?
A:保険適応の場合、当院から直線距離で16㎞以内となります。

保険適応の場合、当院のある埼玉県春日部市から直線距離で16㎞以内ですが、それ以上の距離ですと実費となります。実費の場合は距離、訪問時間、交通費などを個別に相談させていただいております。 

Q:往診について詳細な説明を聞きたいのですが?
A:電話でもお答えしますが、直接お話しして疑問や不安を 解消することを重視しています。 

はり・きゅうの保険の仕組みは少し複雑で、また往診においては保険適応の条件や距離などの様々な要件があります。 

また患者さんの状態も外来の方と比べ多くの問題を抱えておられることがほとんどです。  文章で説明するにはなかなか量的にも多すぎることなどから、往診についてのお問い合わせがあった時には、時間を十分に取ったうえで、 「できるかぎり直接お会いしてお話をすることにしています」 

  会話のやりとりによって、患者さんやご家族が知りたかったこと、不安に思っていたことなどがその場で解消されることも多いことから当院では直接お会いすることを重視しています。

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