季節と腰痛

季節と腰痛

ここ数日少しずつ春めいていきて、過ごしやすい日も増えてきました。
寒さで縮こまっていた冬から、温かくなる春には体もよく動き、外に出ることも増えてきます。(花粉症の方は別です)

鍼灸治療院では訴えの多い「腰痛」ですが、患者さんのカルテを振り返ったり、今までのことを思い起こすと, 一年のある時期に「腰痛」とくに「急性腰痛」を訴えて来院される方が集中しているように思えます。
春先の3月、梅雨の時期の6月、秋の始まりの9月くらいでしょうか。
気温や湿度の変化が多い時期かもしれません。


特に3月は仕事や学校など環境が大きく変わる時期でもあります。異動に伴う引っ越し、新しい環境での慣れない動作や姿勢、今までになかったストレスなどもあるでしょう。季節と環境、両方が体に影響する時期です。
急性腰痛は初期の対応が大切です。



普段から湯船に入浴習慣がある方ほど、急性腰痛の時にもお風呂に入ってはやく治そうとされる患者さんが多く、炎症が強い状態で入浴すると悪化、または症状を長引かせることがあります。入浴しない、シャワーだけで済ませておくと、悪化を最小限に抑えることができます。鍼灸治療の回数も減ります。

急性腰痛と季節のこと、入浴の是非について少し頭の片隅にとどめていただければと思います。

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