埼玉県春日部市の鍼灸院 はり・きゅう はりも

〒344-0058 埼玉県春日部市栄町1-279
Tel:048-763-5323
体調管理

急な痛みの時の対応

氷

 

急な痛みの時の対応

 

年末年始のお休みに大掃除や、洗車などをされて急に腰などを
痛める方がいらっしゃいます。

鍼灸に縁がなかった方も、飛び込みで来院なさることがしばしばあります。

 

「湿布や、お風呂でもよくならなくて」と訴えられることがよくあります。
スポーツなどをなさる方はご存知かもしれませんが、急な動作や
何かにぶつかったりといったことでおこる「急な痛み」はその後の対応で
経過が随分と変わります。

鍼灸施術も、急性のものと、慢性のものとでは方法が変わります。

 

たとえば、足をひねったりすることで起こる捻挫などは、
冷やさないでいるとあっという間にはれあがってしまい、熱をもってきます。

いわゆる「炎症」というものです。「炎」という字からも想像がつきますが、
すでに熱を持っているところに、お風呂などで温めて「熱」を加えると
炎症が強くなります。まさに

「火に油をそそぐ」ことになってしまいます。

 

「炎症が」強くなるということは、腫れや痛みも強くなるということです。
すぐに適切な冷やし方で対応すると、治りも早く、痛みも軽くてすみます。

適切な冷やし方のひとつに、手足ならバケツに氷水をいれて冷やすこともできます。
それが難しい肩や腰などは保冷剤をお勧めしています。

ほとんどのご家庭の冷凍庫にあると思います。

冷やし方

①保冷剤を炎症のあるとこと、痛みのあるところにあてます。
 炎症があるときは、冷たさがここちよいことが多いです。

 

②冷たさが不快に感じたり、冷たすぎて痛い場合は
 いったん保冷剤をとりましょう。

 

③少し休みを置いてから、痛む部位の熱が引き、痛みが
 軽減されていればそれ以上冷やす必要はありません。

 まだ熱をもっていれば、引き続き冷やしましょう。

 

ちなみに湿布は冷たい感覚はあるかもしれませんが、深部まで冷えません

そして炎症や痛みが強い場合は、温めたり、入浴することで
悪化することが多いので、くれぐれもご注意ください。

 

患者さんからはよく「温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?」
聞かれます。

 

冬だと特に「温めたい、入浴したい」気分にはなるのですが、
「急な痛み」の対応ではありません。

温泉や、入浴で対応するのは「慢性的な痛み」「疲労」などです。
お風呂の心地よさよりも、「急なものか、慢性的なものか」を

判断の基準にしていただきたいと思います。

 

すこし複雑ですが、悪化させないためにも初期の対応は重要です。
迷ったときは遠慮なくご相談ください。

 

患者さんとの体調管理について-ストレッチ

患者さんとの体調管理について-ストレッチ

 

当院がある埼玉県春日部市内牧地区は公園や田畑も多く、
散歩をするには最適な環境です。

 

しかしながら、最近の夏は暑く、体力に自信のあるランナーの方々以外は、
日中の人影もまばらです。毎日散歩なさっている方の姿も夏場は
ほとんど見かけません。

特に高齢の方には、危険な気候になってきています。

 

ある女性の患者さんは、体調も良いので、少しでも今のうちに
体力をつけて、将来寝たきりにならないようにということで
散歩を始められました。

もともとストレッチをなさるなど、ご自分で体調管理をされています。

せっかく涼しくなったので散歩をはじめましたが、同時に日が暮れるのも早く、
街灯が少ないこともあり、ちょっとひとりで歩くのは怖いと聞きました。

 

そこで、散歩はできるときにしていただき、ご自宅でできる頸や腰に
負担のかからない腹筋運動や、関節に負担が少ないスクワットなどの
方法を確認しながら一緒に行いました。

鍼灸治療だけでは残念ながら筋肉を鍛えることはできません。
しかしながらストレッチや、簡単な運動などを少し加えていただくと、
より良い状態を保つことができます。

 

当院では症状の経過をみながら、治療の最後に少しずつストレッチを
おぼえて帰っていただくことが多いです。

なかなかどんなストレッチをしたらいいか、わからない方も多いようです。
ストレッチに関心があるかたには、PDFでその方に必要なストレッチを
お渡しすることもあります。

正しいフォーム、余分な力がはいってないかどうか、呼吸はちゃんと
行っているかなど、ちょっとしたポイントがあります。

 

その方法を患者さんと一緒に確認し、共有することで、患者さんご自身が
体調管理に参加して効果を実感していただくことを意識しています。


はり・きゅう はりものセルフケアの柱はストレッチとお灸の2つがメインです。
院内での鍼灸とセルフケアで日常生活を取り戻し、維持することに重きを置いております。 

患者さんとの体調管理について-ストレッチなど

枕が合わない方へ

枕が合わない方へ

 

枕と首肩こりについて

 

首肩こりで「枕」が合わない

 

「枕を変えてみたのですが、なかなかよくならなくて」
「枕はどういったものがいいのですか」

といった「枕」に関するお悩みや質問はよくお受けします。

首肩こりで悩まれている方は、「枕」が合わなくて
いろいろ試されています。

デパートなどで、首などを中心に体型を細かく測定し、
その方に合ったオーダーメイドの枕をつくられた方。

低反発、そば殻など素材で選ばれる方。

それでも納得がいかずご自身に合った枕を探し続け、
多くの枕を持っている方はたくさんおられます。

「細かく測定した時、お店ではぴったりだったのに、今ではもう合わない」
確かに自分でも確認したはずなのに、こうした声があるのには理由があると思います。

 

首、肩の状態は変化します

 

首から腰までの脊柱、いわゆる背骨は本来S字型で弯曲しています。

前後にある程度曲がっているのが、あるべき形です。

その弯曲は、骨を支える筋肉の緊張や弛緩によって角度が変化します。
首だと「ストレートネック」といって、長期間の筋肉の緊張から
頸椎がまっすぐになった状態となります。

短期間でも、パソコン仕事をして一日前かがみだった日と、
休日にゆっくりした日では首、肩の緊張は変化します。

同じ時間に就寝していても、首肩の状態は日々違います

枕を買いに行き、「測定」してもらった日と、仕事で疲れ切った
週末とではおそらく「合う枕」は異なります。

「風邪」をひいた時に比べていただくとより首肩の状態の違いに気づかれると思います。

 

首、肩の状態に合わせた枕とは

 

日々の状態の変化に合わせて「枕」を複数もつ方もおられますが、
数にも限界があり、あまり現実的な対策とは思えません。

そこで当院では「バスタオル」を使った「枕」の提案をしています。

枕の代わりにバスタオルを数枚用意します。丸めることはしません。

二つ折りにしていただき、数枚重ねて仰向けに寝てみます。

寝た時の首、肩の緊張具合やしっくりくる感覚を覚えておき、
先ほどのバスタオルに一枚加えたり、減らしたりしてもう一度寝てみます。

低ければ枚数を増やし、多ければ減らします。
枚数で調整するのも良いですし、折る回数を調整するのもいい方法です。
それなりの幅をとられたほうが安定します。

日々、状態が違いますので、「実際に寝てみる」ことで高さを調整します。

 

バスタオル枕のメリット

 

  • 日々の状態に応じて高さを調整できる
  • こまめに洗濯できるので衛生的
  • 低反発枕に比べて通気性が良い
  • 家庭にあるものを使うので経済的
  • 旅行や、出張時のホテルでの枕に困らない(追加のバスタオルを借りる)


高級感はありませんし、最先端素材でもありませんが、
日々の状態に合わせて自分で調整できるという点が

最大の利点だと思います。

バスタオルは一般的な家庭にはありますので、高価な枕を購入される前に
一度は試されることをお勧めしています。

 

状態別の枕の使い方

 

一般的には「仰向け」でお休みになる方は、前述のように
枚数や折り方で調整をしていただきます。

「仰向け」で合う高さと、「横向き」で合う高さは違うことが多いです。

「横向き」の場合は、「仰向け」よりも高くされると、しっくりくる方が多いようです。

「横向き」は「坐骨神経痛、股関節痛、腰痛持ち」の方には腰に負担の
かかりにくい姿勢です。その際は痛いほうを天井方向にしてください。

 

「逆流性食道炎」の方は、背中(肩甲骨の下あたり)から後頭部にかけて
ゆるやかな登り坂をつくるように大きめのバスタオル、シーツなどで傾斜を
作られると「朝のムカムカ」が軽減されます。

胃酸の逆流を傾斜をつくることで防ぎます。
上半身が少し床から浮いた感じとなります。

 

「五十肩」など肩関節疾患の方は、痛みが強いときは「痛いほうを上にした横向き」で
抱き枕などをしていただくとよろしいかと思います。

「仰向け」の場合は、痛いほうの肩甲骨の下に薄く1.2枚
バスタオル(折らずに)をひいていただくと、就寝時楽に眠れます。

 

就寝時の「枕」の使い方で、首肩への負担はかなり軽減されます。

院内で患者さんに試していただくと、
「タオル一枚の厚さでこれだけ違うものなのか」と驚かれます。

低コストですので、ぜひお試しください。

 

「運動」があまり好きでない方へ:4つのメリット

家事

 

「運動」があまり好きでない方へ

 

患者さんを拝見していると、「はりとお灸」以外の方法として
「運動」を提案することがよくあります。

「運動」と聞くと、拒否反応を示す方が多いようです。
元々「運動嫌い」の方、「運動」に対してすごく大変で
おっくうなイメージをもっている方など理由は様々です。

 

様々な運動

「運動」はスポーツジムに通うことやダンベルを持ち上げたり、
走ったりすることだけではありません。

家事や買い物も立派な「運動」です。

 

「はりとお灸」では、「運動」をさせることや、
「筋肉をつける」ことは残念ながらできません。

「痛み」を軽減したり、「筋肉の緊張」を緩和したり、
「炎症」を弱めることはできます。

「運動」ができる身体づくりのひとつの手段として
「はりとお灸」を使います。

 

「運動」といっても、必要な量や質は患者さんの目的に
応じて様々です。競技スポーツをする方以外は、
より負担の少ない動きで日常生活に支障なく動ける筋肉があればいいと思います。

 

運動のメリット

・身体面では、寿命、筋力低下、悪性腫瘍、骨折予防、認知機能、
 転倒予防、心疾患、糖代謝、
肥満などの発症や増悪、
 予防に運動が大きく関与していること。

 

・精神面では外出することで、気分が変わったり、
 刺激が多いことによる効果が期待できます。

 

・社会面では外を散歩するだけでも、地域とのかかわりや
 隣人とのおしゃべりなどで
コミュニケーションのきっかけができます。

 

・経済面では患者さんご本人にとってだけでなく、
 医療費の抑制などのメリットがあります。

 

痛みをとるだけの治療の繰り返しだけでなく、
適切な「運動」によるこうしたメリットは非常に大きいと思われます。

また普段から運動をなさっている方は、はりとお灸の効果も
高いように感じられます。

高齢の方で、多少の痛みであれば、最初は杖をついてもいいですし、
コルセットやサポーターなどの力を借りるのもひとつの手でしょう。

猛暑ですので、この時期は日中を避けて、早朝や夕方などがお勧めです。

 

一般的には散歩をお勧めしていますが、患者さんの状態や
ニーズによって「運動」の中身は変わってきます。

 

どういった「運動」をすればいいかお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

参考文献

・「腰痛」 菊地臣一著 医学書院刊

 

以下の関連記事でも安静よりも動いたほうがいいことを勧めています。

「長時間座っていることが多い方へ」 「慢性腰痛とストレス」

 

 

「加齢」や「季節」を原因とする前に

記録

 

「加齢」や「季節」を原因とする前に

 

初診の患者さんや、痛みがある時に来院される患者さんには
「どうして痛くなったと思われますか」とうかがっています。

痛みのきっかけや、背景を知って治療や予防につなげるためです。

明らかなきっかけや、原因がわかるときもあれば、
患者さん自身も覚えがないことがあります。

 

患者さん自身に思い当たるきっかけがない場合、

「もう歳かなあ」、「この季節(気温の変化など)にいつも痛くなる」
患者さんは少しあきらめ気味です。

 

確かに「加齢」や「季節」は自らコントロールできない要素ですので、
あきらめがちになるお気持ちもよくわかります。

「加齢」は筋肉や骨などの組織を弱くし、痛みのきっかけをつくる
大きな要素であることは間違いありません。

 

しかしながら、最初から「加齢」や「季節」」を原因として
あてはめてしまうと、本来の原因を見過ごすことにつながりかねません。

患者さん自身に明確なきっかけがない場合でも、患者さんから得られた情報で、
仮説を立て、痛む動作、触診などから判断をし治療を行い、
その過程と結果を記録に残していきます。

 

本当に「季節」だけが原因?:繰り返す腰痛の例

 

その時々には原因がわからなくても、カルテへの記録の
蓄積が多くのことを教えてくれます。

繰り返す腰痛で困っていた患者さんは「季節」が
原因だと思っていました。

カルテの記録をたどり、何回も話をうがかいました。

その結果、毎年痛む時期に畑仕事が忙しくなっていたこと。

畑仕事がなくても、突然の雪かきのように、畑仕事と似たような
動作が原因となっていることがわかりました。

 

患者さん自身はそのような動作は日常的であったため、
原因だという自覚はありませんでした。

 

また、夏と冬の定期的な長距離の旅行でも、電車の場合は
痛くならないが、車の場合はその姿勢で痛くなっていたことがありました。

「季節」も全く無関係とはいいきれませんが、
その時期に多い動作、姿勢などが主な原因と考えられました。

 

春先にぎっくり腰が多いといわれているのも、似たような
事例かもしれません。気温の変化も激しい時期ですし、
「季節」の要素があるかもしれません。

 

同時に春先は職場環境の変化や、引っ越しなどいろいろ
負担の多い時期でもあります。「季節」の要素は自分で
コントロールできませんが、忙しくなる時期だからこそ、
腰を痛める動作に注意するなどの対策はできます。

 

記録をとることの大切さ

 

治療前の問診だけでなく、治療中の何気ない日常会話の中から
気になったことをカルテに記録しておくと、先ほどのように
痛めた時の共通点がみつかることがあります。

 

「加齢」や「季節」だけではなく、ある特定の環境、
特定の動作で痛めることが多いのではないかと推察できます。

 

カルテの記録を時系列にまとめ、その考えを患者さんに伝えると、
患者さんも思い当たるところがでてくるようで、
納得したうえで積極的に予防をしていただけます。

 

また記録があることで、同じような状況で、同程度の痛みが
再度起こった時には、必要な治療回数や期間をより正確に伝えることができます。

痛みの前後関係、時間の経過、痛む動作などの記録が様々な場面で活用できます。

繰り返す痛みのある患者さんはご自身でも少し記録をつけていただくと、
痛みの頻度を減らすのに役立つかと思います。

患者さんご自身でも記録をとっていただくことをお勧めしています。

 karute

 

梅雨から初夏にかけての過ごし方-熱中症と冷房への対策

梅雨

 

梅雨から初夏にかけての過ごし方-熱中症と冷房への対策

 

梅雨から初夏にかけてのこの時期は、気温や湿度の変化が
激しいこともあり、体調管理が難しい時期です。

 

「湿」の体への影響

東洋医学の世界では、湿気や過剰な水分を「湿」と表現して、
過剰な「湿」が体に様々な影響を及ぼすと考えられています。

「雨」と聞くだけで、気が滅入ったり。湿気の強いに日は
頭が痛くなったり。古傷がうずいたりします。

いわゆる「むくみ」が様々な場所におこります。

また体の重だるさなどは多くの方が経験されていると思います。
カルテを見返してみても、1年のこの時期だけ来院される
方もおられます。関節痛や神経痛が多いでしょうか。

「湿」と同時に、気温の上昇による暑さもこの時期には厄介です。

暑くなってくるので、「熱中症」を注意するために、水分を補給します。

しかしながら、あまりに冷たいものを急にとりすぎると胃腸に
負担がかかってしまい、胃が重くなり、食欲が落ち、
体がだるくなります。

普段は必要以上に冷やして飲まず、ゆっくり飲まれることをお勧めします。

 

「暑熱順化」:「暑さ」に梅雨の時期から慣れておくのが熱中症対策のひとつ

 

昔は「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といって、暑さに梅雨の
時期から慣れ、夏の暑さに耐えられる体にしておく準備が
自然とできていました。

最近は気象予報などでもこの言葉を聞きますね。

今は梅雨の時期から「冷房」が効いているため、体が暑さに
慣れないうちに夏を迎えてしまい、熱中症にかかりやすいといわれています。

「暑熱順化」をするには、梅雨明けくらいまでにお風呂や
軽い運動(5-10分位)で汗をかき、1週間程度続けると
良いとされています。もちろん同時に水分補給をしながらです。

 

「暑熱順化」しておくと、体温が上がりにくく、水分補給で体力の
回復がはやくなり、熱中症になりにくくなります。

この時期から対策をしておくと、猛暑も楽にすごせるかと思います。

 

冷房への対策:一枚多めにはおりましょう、またお灸が貢献できます

 

また「冷房」が効いているところでは、神経痛や関節痛、
古傷などがあるかたは、その部分に一枚多く着る、
はおるなどの対策が有効です。

また、自宅でのお灸もお勧めです。
関節などが湿気や冷房で冷やさないようにしましょう。

当院のある春日部内牧地区は、畑仕事や家庭菜園をなさっている方が
多くおられます。

雨の日の翌日には草が一気にのびて、雨の合間の晴れている日に
一気に草刈りをしてしまおうと頑張ってしまいます。

草刈りは目に見えて成果がわかり、達成感もあり、
無理をしていることに気づきにくいようです。

草刈りの姿勢や、季節柄などもあり腰痛になられるかたもおられます。
水分補給と休息をこまめにとっていただくことをお伝えしています。

rainy-day

 

 

 

 

 

 

高齢者のひとり暮らしとエアコン

エアコン

 

高齢者のひとり暮らしとエアコン

 

今年はまだ5月にも関わらず、気温30度を超す日がでてきました。
「熱中症」対策が必要な時期になってきました。

 

当院では往診をしているので、高齢者のご夫婦や、おひとり暮らしの方の
ご自宅に伺うことがあります。そこで、離れて暮らすご家族からお水や
スポーツドリンクなどが届けられている光景を目にすることがあります。

 

喉の渇きや、熱さには敏感でない方もおられますが、水分補給は
ほとんどの方が意識されるようになりました。

 

一方で温度を下げるためのエアコンには少々問題があるようです。

 

  • リモコンの字が小さくて読めない

  • なにかの拍子に冷房以外のモードになってしまったときに、元に戻す操作がわからない

  • 温度の調整方法がわからず、日中と夜も同じ温度にしてしまい、就寝中は寒くなってしまう

  • 直接冷風が体にあたってしまい、体が冷えて、夏でも足がつったり、頸・肩こりが増してしまう

  • こういった問題を人に尋ねるのが苦手で、我慢し続けてしまう

 

その反面、お休みになる場所を変えたり、隣の部屋のエアコンをつけ、
襖の開閉具合で冷気を調整されたりと工夫もなさっておられます。

冷気で頸・肩が凝る場合は、手ぬぐいなどを頸に軽く
巻かれるとよろしいかとおもいます。

エアコンをつけているかを確認するだけでなく、リモコンの操作や、
何か我慢されていることはないかを
周囲から聞いてみると、
もっと猛暑を楽に乗り切れるかもしれません。

 

エアコン・クーラーのイラスト

季節と腰痛

季節と腰痛

ここ数日少しずつ春めいていきて、過ごしやすい日も増えてきました。

寒さで縮こまっていた冬から、温かくなる春には体もよく動き、
外に出ることも増えてきます。(花粉症の方は別です)

鍼灸治療院では訴えの多い「腰痛」ですが、患者さんのカルテを振り返ったり、
今までのことを思い起こすと, 一年のある時期に「腰痛」とくに
「急性腰痛」を訴えて来院される方が集中しているように思えます。

春先の3月、梅雨の時期の6月、秋の始まりの9月くらいでしょうか。

気温や湿度の変化が多い時期かもしれません。

特に3月は仕事や学校など環境が大きく変わる時期でもあります。
異動に伴う引っ越し、新しい環境での慣れない動作や姿勢、
今までになかったストレスなどもあるでしょう。

季節と環境、両方が体に影響する時期です。

急性腰痛は初期の対応が大切です。

普段から湯船に入浴習慣がある方ほど、急性腰痛の時にもお風呂に入って
はやく治そうとされる患者さんが多く、炎症が強い状態で入浴すると悪化、
または症状を長引かせることがあります。

入浴しない、シャワーだけで済ませておくと、悪化を最小限に抑える
ことができます。鍼灸治療の回数も減ります。


急性腰痛と季節のこと、入浴の是非について少し頭の片隅にとどめて
いただければと思います。

熱中症について

熱中症について

梅雨明けしてから、急に暑くなってきました。

連日テレビ、新聞などで報道されていますが、患者さんからも熱中症の具体的な症状とかについて質問されることもあります。

環境省がまとめた熱中症の予防・対処方法のサイトがありますので、下記にご案内いたします。

くれぐれもお気を付け下さい。

環境省熱中症予防情報サイト

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群-体型はあてにならない

睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠時無呼吸症候群-体型はあてにならない

 

最近よく耳にする「睡眠時無呼吸症候群」

鍼灸院にお見えになる患者さんでも、病院で治療中の方や診断を受けた方は珍しくありません。

日中の強い眠気だけでなく、「疲労感」を強く訴えます。
鍼灸院で「睡眠時無呼吸症候群」を施術対象にすることはありませんが、
そのリスクと、見極めなどをある患者さんの例を通じて紹介いたします。

こちらの症例は患者さんが特定されないよう変更を加えております。

 

患者 70代、女性

普段は仕事で腕をよく使い、、頑張りすぎると背中に痛みが出るため、
鍼灸施術を受けていました。疲れたときは体の事を考え、
積極的に休息を取り、定期的に健康診断を受けておられています。

最近、就寝中に2回ほど目が覚めるので、医師に訴えたところ、
「睡眠時無呼吸症候群」の検査を受けるよう勧められました。

患者さんご自身も「睡眠時無呼吸症候群」についてはご存知だったようですが、
思い当たる症状はありません。

検査の日程は決まっているようでしたので、少し確認をしてみました。

 

  • 起床時の頭痛はない
  • 日中の過剰な眠気はない
  • 独居ですが、昨年の娘との旅行で無呼吸やいびきを指摘されたことはない。
  • 糖尿病はコントールされており、心疾患の既往歴はあるが15年以上、症状はない。
  • 体型はやせ型


私自身は疲労感は普段の活動量や年齢を考えると、
年相応のものかと思われました。
また夜間の覚醒はありますが、入眠障害や早朝覚醒もなく、
加齢による生理的なものと考えていました。

したがって「睡眠時無呼吸症候群」の可能性は低いと考えていました。
(体型がやせていることに重きを置きすぎていたのだと思います)

1週間後に、患者さんは予定通り病院で検査をお受けになられ
「睡眠時無呼吸症候群」と診断されました。

CPAP(気道を広げ空気を送り込む医療機器)を使ってからは、
疲労感も改善され、熟睡感もあり、夜間覚醒も解消され
大変喜ばれています。

顔色も随分よくなられました。

この患者さんはその後もCPAP(気道を広げ空気を送り込む医療機器)を
使っておられます。
更に疲労感も改善され、熟睡感もあり、より活動的になられました。

顔色もCPAPによる治療開始から比較的早期によくなられたのですが、
患者さんの知人からは、「顔色がよくなった」「若くなった」
「目の下の隈が消えた」と言われることが増え、最近とても喜んでおられました。

睡眠状態が改善されると随分変化があるものだと思っていたところ、
以下のような研究報告が最近ありました。

 

睡眠時無呼吸症候群、治療後の見た目の改善

20人の患者を対象に、2か月間CPAPを装着して検証しています。その結果は

  • よりきびきびした感じ
  • 魅力的
  • 若々しい
  • 治療状態を反映した顔の変化

以上のような変化がみられたと報告されています。健康状態が見た目にもあらわれ、
患者さんの満足度にもつながっているのはとても良いことだと思います。

原文はこちらをご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群、治療後の外観の改善

 

 

「体型」は診断のあてにならないことも

 

「睡眠時無呼吸症候群」の85%は診断されていないといったデータがあります。

欧米人では肥満の方に多いのですが、日本人の3割から4割は肥満がなくても
「睡眠時無呼吸症候群」であることがわかっています。
体型が診断にはあてにならないですね。

高血圧、糖尿病、心疾患との関係もあります。

また仕事で運転をされる方にとって、日中の眠気は事故の可能性を高めます。

最近は高齢者の一人暮らしも多く、同居している家族が見つける機会も
少なくなっています。

鍼灸院でも訴えのある「疲労感」「夜間の覚醒」などの症状について、
「睡眠時無呼吸症候群」の可能性を積極的に考え、医療機関への受診を
促していきたいと思います。

「疲労感」といった症状は単純に「疲れですね」で片づけられません。
「疲労感」をきたす病気は多くあり、「疲労感」の意味するところを
丁寧に聞き取り、年齢、性別、職業、既往歴などの様々な
病歴から原因疾患を
推察し、鍼灸院だけで完結しないよう心がけています。