うおのめ(魚の目)とたこの治療-お灸の効能

うおのめ(魚の目)とたこの治療-お灸の効能

昨年末から偶然にも、うおのめ・たこの治療をすることが続きました。
うおのめやたこをお灸で治療するというのはあまり聞いたことがないかもしれません。

しかしながら、患者さんの中にはお灸が効くということをご存知の方もおられ、すでにご自身でお灸を据えた経験がある方もおられました。

そういったことは珍しいのですが、うおのめとたこで困っておられる方は、既に窒素の治療を受けたり、市販のバンドエイドなどを使われたりしています。
それでも状態があまり芳しくない方が相談されることが鍼灸院では多いと思います。

うおのめとたこのある部分は持続的な圧迫による血行不良がおこっています。靴や生活習慣を確認した上で、お灸を硬くなった部分、うおのめの芯の部分、その周囲に直接お灸をいたします。

硬くなっているため、直接お灸をしても熱さをまったく感じられない方がほとんどです。
十分な数のお灸を、一定のリズムで据え続けます。
お灸をした部分や周囲が柔らかくなるのを確認しながら、最後にに少し患者さんが熱さを感じるまで行います。
お灸の数やもぐさの種類なども重要です。
母趾や小趾など足に圧倒的に多くできますが、手指の治療も昨年は行いました。

特に足のうおのめ、たこは痛みがあると歩くときの障害になるばかりか、痛みを避けようと不自然に歩くため、膝・腰などに間接的に痛みが生じることがあります。
健康目的で歩く方が多くなっていますが、うおのめ・たこに困られている方はお灸のことを思い出していただければと思います。

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