お灸:直接灸について
お灸には様々な種類があり、患者さんによってイメージしているものが違います。ご自宅で使われる「せんねん灸」をはじめとした「台座灸」は「間接灸」と呼ばれています。また、「棒灸」や「箱灸」のように広範囲で温和な熱刺激を加える「温灸」も「間接灸」の一種となります。
昔から使われている「直接灸」は肌に直接もぐさを置いてするお灸です。
鍼灸院でも「直接灸」を使うところが少なくなっていると聞きます。当院にお見えになった患者さんも「直接灸」をご存知ない方がおられますし、また大きなもぐさを想像されていることがほとんどです。
そこで、今回は実際に当院で使っている「直接灸」を写真で紹介いたします。
肌に直接もぐさをすえます
線香で火をつけます
もぐさが燃えるのを待ちます
8.9割燃えてきたらとりはじめます
9割燃えたところで、取り去ります。患者さんにはチクッとした熱感が少しあります。
患者さんの症状に応じて、もぐさを燃やす程度を部位ごとに変えています。