頬の痛み-鍼灸症例検討会

頬の痛み-症例検討会

「頬の痛み」が先日、定期的に参加している鍼灸の研修会でのテーマでした。
発表者が提示した症例の情報から、「頬の痛み」で想定する疾患や治療法などを参加者全員で検討します。どのような疾患が想定されるでしょうか。

三叉神経痛、顎関節症、帯状疱疹後神経痛、打撲、歯痛、副鼻腔炎、脳血管障害、心身症など様々な疾患が想定されます。

中には鍼灸不適応疾患もあり、病歴や所見によってはすぐに病院を受診していただかなくてはなりません。

今回は、病院受診後の鍼灸治療院受診であったことや、病歴や所見からも鍼灸不適応疾患の可能性が限りなく低いと判断されていました。鍼灸治療をし、無事に頬の痛みが消失した症例でした。

「非定型顔面痛」(持続性特発性顔面痛)という、あまり耳慣れないですが、国際頭痛分類に掲載されている疾患なども想定され、また三叉神経痛にしては合わない点などもありました。多様な意見が出され、中身の濃い症例検討であったと思います。

関連記事

PAGE TOP