お灸について良くある質問

お灸についてよくある質問

お灸についてよくある質問をまとめました。
ご自宅でお灸をされる際に参考になさってください。

Q:自宅でお灸をする頻度は?

A:理想は1日に1回です。

自宅でのお灸の頻度は、1日に1回で十分です。
1日に何度もする必要はありません。

慢性的な体調不良などは1日1回、毎日できると理想ですが、
週に2-3回でも効果は期待できます。

Q:お灸をする期間は?

A:短期集中よりも、ゆるやかなペースで長期間の方がおすすめです。

お灸で「何を改善したい」かによって期間は
おのずと変わってくると思います。

急性期のお灸の効果もありますが、お灸の良さは慢性的な
体調不良を徐々に改善していく点にあります。

そういった慢性的な症状には、1日に何度も、そして毎日たくさんの
お灸をするよりは、1日1回、毎日できなくても週に2-3回、
数カ月にわたってお灸をする方がよろしいかと思います。

当院でも「さ、やるぞ!」と最初だけ、気合を入れて
お灸を始める患者さんよりは、「こんなの効くのかなあ」と
思いながら、忙しい日は休みつつも、
コツコツお灸をされている患者さんの方が
結果的にはやく良くなられているようです。

決して万能ではないものの、数か月、または年単位で積み上げていく
「お灸」という治療法があるということも、
当院がお伝えしたいことのひとつです。

Q:お灸をする数はどうやって決めればいいですか?

A:最初は5-6個からはじめてみることをおすすめします。

お灸の個数は、患者さんに必要な刺激量に関係します。
お薬もたくさん服用すればいいというわけではありません。


お灸も同様で、多すぎるとのぼせることもあります。
最初は少なめではじめてから、1か月くらいは様子を
みていただくことをすすめています。

お灸の期間、頻度と同じで、「多いからいい」「熱いからいい」という
性質の物ではないことを知っていただきたいと思います。

患者さんの体力や状態がそれぞれ違いますので
、実際に治療にお見えになった方には、
お灸の個数の提案はしております。遠慮なくご相談ください。

Q:お灸をする時に注意することはありますか?

A:いくつか注意点がございます。

詳しくは「ご自宅でお灸をされるときに注意すること」をご覧ください。

Q:火傷が心配です

A:「絶対に火傷はしません」とはいえませんが、
予防策をとればほとんど火傷をすることはありません。

皮膚表面が汗などで湿ってないように、ふきとること。
熱さを感じたら、すぐに取りさることが大切です。

灰皿、ピンセットなどをあらかじめ準備しておくといいでしょう。

あまりに体力が落ちている場合は火傷をすることがありますので、
その時はお灸を中止されたほうが無難です。

Q:お灸の選び方は?

A:最初は弱い熱のお灸からはじめられることをおすすめします。

当院ではお灸に慣れるまでは「マイルドせんねん灸ソフト」
などから、試していただいております。

段階的に熱量を調整して、心地よい温熱が適度なお灸となります。

Q:お灸の煙が気になるのですが、、。

A:煙の少ないお灸、スモークレスタイプがございます。

もぐさを炭化した煙、ニオイが少ないお灸がございます。
患者さんによっては、暖かい時期はご自宅の庭で、
寒い時期はバスルームなどで工夫をされているかたもおられます。

Q:お灸をしてはいけないときはありますか?

A:運動、入浴、食事、飲酒の前後は避けてください。

特に入浴前後は、のぼせたり、気分が悪くなることがあります。
またお灸の直後に入浴すると水疱ができることがあります。

お灸をなさったあとは、ゆっくりと過ごされることをお勧めします。

Q:どのツボを使えばいいかわかりません

A:一度は、お身体を診せていただくことをお勧めしています。

患者さんによって、訴えは様々です。患者さんから直接お話を聴き、
見て、触って確認できる情報は貴重です。
そのうえで、当院で患者さんに必要なツボを提案いたします。

いろんなツボがあり、いろいろ使ってみたくなることもあるとは思いますが、
「定番」といわれる「足三里」「合谷」「三陰交」などを
地道につかっていると、その効果からやはり「定番」である理由がよくわかります

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