埼玉県春日部市の鍼灸院 はり・きゅう はりも

〒344-0058 埼玉県春日部市栄町1-279
Tel:048-763-5323
つわりと鍼灸

つわりと鍼灸

 

つわりと鍼灸

 

「つわり」は、気持ちが悪い、食事がとれない、
特定のものしか食べることができないなど
心身ともにつらい症状です。

また一日中つらいものから、決まった時刻、
食後だけにおこるなど患者さんごとに異なります。

第2子目は楽と聞いていたが、そんなことはなかったとの
声もあります。

冷たいものなら飲めたり、ゆっくり食べるとすこし症状が
和らいだりと、患者さんそれぞれに工夫をされています。

出産の準備とはわかっていても、やはりつわりはつらいものです。

つわりと鍼灸についてはあまりなじみがない方も多いと思います。

最近はインターネットなどで、鍼灸治療と「つわり」のことなどを
ご自分で調べてくる患者さんが増え、以前のように両親や親戚から
教えてもらったという傾向は減っているように思えます。

鍼灸院では、現在だけでなく、妊娠前の元々の体質などもうかがいます。

さらにツボの反応なども確認し、必要な情報を得てから、患者さんごとに
治療するツボなどを決めていきます。

治療する部位は背部、手足などが中心となります。
お腹に治療をすることはありません。

 

主に胃腸関連のツボを使います。例えば「足三里」といったツボなどは
お聞きになられたこともあるかと思います。

加えて患者さんのつわり症状を抑制するツボに鍼灸を行います。

その他にも吐き気止めの「内関」といった手首にあるツボ。
これは乗り物酔いや、手術後の悪心嘔吐などにも使われる有名なツボです。
指圧刺激でも効果があるとされています。

 

当院では糸状のお灸、棒灸など「お灸」が中心となり、
お灸としてはかなり弱めです。

鍼は浅く刺す鍼で治療を行います。強い刺激は必要ありません。

効果のあらわれかたは,1.2回で劇的に変化する方、数回ごとに
段階的に変化する方など患者さんによって様々です。

少しでも楽になると症状だけでなく、安心感が相当違うようです。

 

可能な方はご自宅でのお灸を併用していただくことをおすすめしています。
症状が軽減され、穏やかに過ごせるようになると治療は一旦終了です。

安定期に入ってお灸を継続することもあります。

ご不安な点などございましたら、いつでもご相談ください。

下記に「つわり」に関する海外の研究報告があります。
よろしければ併せてご参考になさってください。

matanity

 

 

 

 

 

 

2018.12.9 追記

妊娠中のつわり(悪心・嘔吐)に対するツボ刺激の効果メタ分析

Meta-analysis of acustimulation effects on nausea and vomiting in pregnant women.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16979105

 

[方法]

妊娠悪阻(NVP)に対するacustimulation(指圧、鍼灸、電気刺激(ETS))の
効果のメタアナリシスを行った。

過去16年間に発行された4つの試験、8つの無作為比較試験(RCT)、

4つのグループによる2つの治療法を有する1つのRCT、
および6つの交差対照試験(N = 1655)を、
Meta Reports of Quality of Meta – 無作為化比較試験(QUORUM)ガイドラインの分析。

元の試験の治験責任医師から提供されたデータから、

相対リスク(RR)および95%信頼区間(CI)を算出した。

P:妊娠中の女性

E:ツボ刺激をすると(指圧、鍼、電気刺激を含む)

C:コントロールグループと比較

O:つわり(悪心・嘔吐)を減るのかどうか

 

[結果]

治療前は、100%の女性(13件の試験、1615人の女性)に悪心があり、
96.6%(1599/1655)に嘔吐が報告されていた。


治療後、対照群と比較してツボ刺激群は悪心が
(RR = 0.47,95%CI:0.35-0.62、P <.0001)、
嘔吐が(RR = 0.59,95%CI:0.51-0.6に8、P <.0001)と
その割合を減少させた。

指圧またはリストバンドによって適用された圧迫法は、
妊娠悪阻(NVP)を減少させた。

電気刺激法(ETS)は妊娠悪阻(NVP)の減少に有効であった。
しかし、鍼治療は妊娠悪阻(NVP)の低減に効果を示さなかった。

対照群と比較すると、
悪心(3つの研究で RR = 0.63,95%CI:0.39-1.02、P = 0.0479)、
嘔吐(5つの研究で RR = 0.67,95%CI:0.50-0.91 P = 0.0084)を
減らした対照群ではプラセボ効果が認められた。

 

[結論]

このメタ分析は、指圧と電気刺激(ETS)が妊娠悪阻(NVP)の治療において、
鍼治療よりも大きな影響を与えていることを示しています。

しかし、鍼治療のを受けた妊婦の研究は限られていました。
おそらく、慢性的な妊娠悪阻がある女性にとっては
鍼治療はセルフケアとしては不便な手段であったことが考えられます。


[読んでみて]

指圧、電気刺激が妊婦のつわり(悪心・嘔吐)に効果があるとの内容でした。
結論からもセルフケアとしては、つわりにはは自己ケアできる手などへの
指圧のような方法でいいのかもしれない。

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です